『キル・ビル』

観てきました。たいした感想も書けないんですけど、思ったことをちょこっと。
私は、すごいタランティーノファンでも、深作欣二ファンでもない、さらに言えば、ヤクザ映画もあまり見ないし、ウェスタンにもカンフーにも精通していない。なので奥の奥までのめり込んで楽しめたかというと、それは疑問なのだけど、でもまぁ楽しかった。さすがに、首が飛んだり、手足を切り落としたりと言うのは好きではなかったけれど。
いっぱい詰め込まれすぎてて、なんだかおなかいっぱいでした。これが2部に分かれずに、Vol.2も一緒に公開されていたらと思うと、ちょっとぞっとするかも。いろいろ情報を仕入れすぎて、わくわく感が減ってしまったのは否めないけど、やはりユマ・サーマンの日本語とソニー千葉の日本語と英語には思わず吹き出しそうになってしまった。日本がクローズアップされるのは、嬉しいようで恥ずかしさも伴い、なんて言ったらいいかわからないけど、身内っぽさを感じてしまい、手放しには楽しめない気もした。その点では、Vol.2では日本っぽさはあまり出てこないんじゃないかな?という期待もこめて、楽しみにしたい。
そういえば、タランティーノと言えば自分の作品には必ずカメオ出演することで有名だけど、今回見なくちゃって思ってたのに、すっかり忘れてた・・・。たぶん青葉屋で出てると思うし、もしかしたら病院でも出ていたのかも?その辺のことを書いているサイトが見当たらなかったので、気づかなかったのかなぁ?
音楽は相変わらずよかった。復讐心がギラギラと燃える時の音楽や、青葉屋の廊下をルーシー・リューが手下を連れて歩く時の音楽も、そしてユマがクレイジー88をざくざくと切り倒していく時のミスマッチな音楽も、最後の怨み節もすごい選択。サントラも買っちゃったよ。
いやいや、ちょこっとのつもりがなんだかたくさん書いちゃいました。個人的には、ユマの「いくよ」が一番気の抜けた日本語でした。
結局どうなのよ?って感じですが、嫌いではないです。好きです。バカが好きです。