はてなダイアラードラマ百選。

john_n2004-05-10

id:chepookaさんからバトンが回ってきまして、いろいろ迷ったんですがコレに決めました。ちょっと遅くなってしまってすみません。


「ER」緊急救命室
(1996年4〜9月 月曜23時放送 NHK-BS2)
ASIN:B00005IX7O,ASIN:B00005L8P5




<解説>
人気作家マイケル・クライトンが自己の体験を基に、シカゴのクック・カウンティ総合病院のER(エマージェンシー・ルーム)を舞台に、そこに集まる医師やスタッフ、患者達の人間模様を描く感動の傑作TVシリーズ。単なる人間ドラマの枠を越え、卓越した構成とキャラクター描写、続けて数エピソード見ればステディカム酔いするくらい走り回るキャメラに、字幕版ではどうなっているのか想像したくないほど錯綜する台詞、息をもつかせぬ展開で、医療アクションともいうべき作品に仕上がっている。(allcinema ONLINEより引用)<紹介文>
今から8年前、なんとなく話題になっていたので見たドラマだった。いきなりの急展開に息を呑み、まんまと引き込まれてしまっていた。このバトンをきっかけに再度数エピソード見直したのだが、今よりテンポは遅い感じがするが、かといって退屈させることはなく、ドラマの質は最初からすばらしかったのだと再度確認した。
緊急救命室を舞台に、そこに勤める医師や看護士を軸にさまざまなストーリーが交錯する。とにかく勢いがあり、キャラクターがしっかり出来上がっている、医療に関する描写もすばらしい。単なる医療現場を再現したドラマではなく、登場人物の人生にまで話は及び、そうした人間臭さが引き込まれる要因だと思う。
患者と自分の姿を照らし合わせてしまったり、医者としてのあるべき姿を模索したり。いい人は終始いい人なわけでもなく、ひねくれた嫌なやつでも良いところがあったりする。そこがまたリアルだなと思う。


第1話もっとも印象的だったグリーンとカーターのシーンより、グリーンのセリフを…。

医者には2種類ある。自分の感情を切り捨てるタイプと感情を捨てきれないタイプだ。
後者は何かあると治療する側の自分が病気になってしまいそうになる。


ここに来る人たちは病に侵され、血を流し、死に直面し、助けを求めてる。
自分の感情より彼らを助けることが先だ。
そうと知ってても応えるよな。


1stシーズンを紹介したのは、これが一番好きだからと言うわけではなく、まず取っ掛かりとして見て欲しいと思ったから。他のシーズンもすばらしいので、ぜひこれを機に見ていただけたらと思う。
映画好きの方も十分楽しめると思う。実は1stシーズンの24話「母親」では、クエンティン・タランティーノが監督をしている。いつもとは少し音楽の使い方や、演出が違う。また、ゲストに有名人が登場することもある。3rdシーズンでは、ユアン・マクレガーが出たり。そんな楽しみもある。


現在もシリーズは続いており、全米では10thシーズン、日本では9thシーズンを放映中。これだけ長く続くと言うことは、それだけ支持されている証拠だと思う。長く続くとマンネリ化するのでは?とも思うが、主要キャストをうまく入れ替えることで、また新たなストーリが展開し、楽しみが持続する。今後も期待していきたい。


ちなみに、9thシーズンから毎週レビュを書いてます。カテゴリ[ER]で検索してみてください。<バトン>
次のバトンは、最近勝手に注目させて頂いているid:nancyさんにお願いしようと思います。どんなドラマを選んでくれるのか楽しみです!快く引き受けてくださりありがとうございました。<次点>
実は、レイコ(id:pippi)さんの書かれた「すいか」、私もすごく好きだったのです。でも、あれはレイコさんにこそ書いていただきたかった。書いてもらってよかったと思いました。あとは、深津絵里がとってもかわいかった「恋ノチカラ」も候補にあがったのですが結局この海外ドラマに落ち着きました。あと、ものすごく個人的な願いなんですが、いつかもう一回レイコさんのところにバトンが戻って「木更津キャッツアイ」を書いてもらいたいなーなんて思ったりしてます。