「ER」第197回「異常事態」FINDERS KEEPERS

今回も明るい話題は皆無。面白くないわけではないのだけど、暗い話題ばかりでは観ている側としても辛いのですよ。

ロマノが診療部長を解任されERにやってくる。引っ掻き回し、嫌味ばかり。外科の腕は一流でも、ERでの経験はほぼないようなので、カーターも彼から目が離せない。彼が荒んでしまうのもわかるけれど、あれでは同情のしようもない。手を貸してあげる気にも、相談に乗ってあげる気にもなれない。ただ一人エリザベスだけが彼の心の傷を心配していた。


スーザンの夫だと名乗る男性がやってくる。どうやら、ベガスに行った時にドライブスルーのチャペルで勢いで結婚してしまったらしい。見た目はイマイチだけど、それほど悪い人ではなさそう。二人とも、過ちだったと言い合い無効の手続きについて話し合っていたけど、もう一度スーザンを訪ねて現れたりと、うまく行くかも?でもなぁ、スーザンにはもっとステキな出会いとか、恋愛を提供してあげて欲しいなぁ。そういうエピソードを待ってるんだけど・・・。


チェンとプラットはなんだかんだ続いている様子。今日はチェンの誕生日。プラットはプレゼントを休憩時間に探しに出たはいいけれど、店は閉まっており、結局道端の露天商から購入。何食わぬ顔で渡して、二人で外に出るところで、そのプレゼントの皮の手袋が、盗まれたスーザンの物だったとわかり険悪なムード。ま、ケンカの耐えない二人って感じ。


買い物途中で卒倒した妊婦デボラが年の離れた夫に付き添われ搬送されてくる。腹部の痛みを訴え、診断の結果悪性の癌であることがわかり、即手術を行うことに。彼女の母親は癌で亡くなっており、その恐怖から彼女は胎児もすべて取り除いて欲しいと懇願する。
エリザベスが執刀するが、腹部の状態は思ったよりも悪く取り除くことも難しく、そのまま閉じることに。夫を呼び、状況を話し、「彼女の命はあとわずかだけれど、お腹の赤ちゃんはあと何十年も生きることができるのよ。」と中絶させないよう説得するが、「できない…」と言うだけ。


しかし、ロマノの横暴っぷりには悲しくなる。最後に、バーで隣にいた人に絡んで殴られてたなぁ。ギャラントには特に厳しく当たってる気がするけど、がんばって欲しい。カーターもコバッチュもギャラントは今までで一番優秀な医学生と褒めていたし。
来週もまた辛いエピソードになりそう。悲しい知らせがあるみたいだし…。