「ER」第200回「夜が昼と出会うとき」WHEN NIGHT MEETS DAY

今回はいつもと違う演出で、なかなか楽しめた。カーターとプラットを中心に、昼のシフトと夜のシフトを交互に見せていく作り。カット割りも面白く、皆既日食を有効に取り入れたり、お経をバックミュージックのように流すなど、凝っていたように感じた。


カーターが昼勤。プラットはカウンティ病院での最後の夜勤。この日も、患者が次々と運び込まれ医師の手は足りず、大変な様子。溺れた少女、集団自殺をおこした新興宗教の信者たち、ギャングの抗争に巻き込まれた兄弟、子宮を切り裂かれた妊婦とその赤ちゃん、心筋梗塞を起こした中年男性、末期がんの尼僧。
助かるものもいれば、助からないものも。カーターが診た時には、危険な状態だった少女も、プラットが来る頃には状態がよくなっていたり。逆に、昼間病院から抜け出したギャングの弟は、夜銃で撃たれて搬送され息を引き取ったり。
ERの一日を、また違った角度で切り取って見せてくれた。相変わらず暗いムードはなくならないけれど、まだまだ魅力は消えないと思わせてくれた。
あ、ロマノは腕を切断する結果に。残念だけど、命を守るためには他に手立てがなかったんだと思う。


次週は、カーターがコバッチュの待つコンゴへ。そこでのエピソードになりそう。