『コラテラル』(ネタバレなしのつもり)

john_n2004-11-02

映画の日だったので観てきた。『恋の門』『笑いの大学』『隠し剣 鬼の爪』も観たくて迷ったけど時間が合わなかったので。
トム・クルーズの事を初めて男前だと思った。走る姿の美しいこと。冷血な殺し屋、初の悪役。最近の彼は、役者としてどんどん円熟していく感じが、観ていてゾクゾクする。
「衝撃のラスト!」などと言っていたような気がしたので期待していたんだけど、それほどすごいものではなかった。最後の方にかけての展開は読めてしまうので、ちょっともったいない気もした。中盤までがなかなかいいので。コラテラルは、巻き添えって意味だそうだけど、タクシー運転手のマックスがそれであり、トム・クルーズ演じるヴィンセントもまたそれなのだと思った。深く追求すると粗が見えてきちゃうけど、それほど悪くない作品だと思う。夜景が綺麗に映るようフィルムではなくデジタルカメラで撮影したらしい。そのこだわりのかいあって、キラキラとした街が見事に映し出され、実際にその場にいるような気分を味わえる。時々映し出される空撮の映像もいい。音楽もいい。
映画の冒頭、空港でのシーンで見たことあるなぁと思った俳優さんは『lock,stock and two smoking barrels』のジェイソン・ステイサムだったよう。