「ER」第201回「悪夢」KISANGANI

NGOボランティアとして、2週間の医療活動を行うことにしたカーターは、コンゴのキサンガニへ向かう。彼が目にした光景は、想像以上に悲惨なものだった。アメリカに帰れば、彼らを救える薬や施設がある。でもここでは、救うことができない。そのことに落胆しているカーターに対し、先に来ていたコバッチュは、今日は200人にワクチンを接種した、一日で200人を救ったことがあるか?と問いかける。
今回で第9シーズンは最終回。かなりハードな内容だった。いろいろ考えさせられた。胸が痛かった。涙も出た。
私は今、飢える心配も、爆撃される恐怖も知らない。でも確実に世界のどこかでそれらに直面している人がいる。人を殺す人間を見て人間を嫌いになり、助ける人間を見ていいところもあるんだとほっとする。そんなことの繰り返しだ。でも、それも身近で起きていないから言えることなんだろうが。こういうものを見たあとは、暗い気持ちとため息しか出てこない。