『SURVIVE STYLE5+』

john_n2004-09-27

こういう映画大好きです。監督が舞台挨拶で「こういう映画があってもいいかな?って」とおっしゃっていたけれども、いいですいいです、大歓迎です。どんどんじゃんじゃん作ってほしいです。
まず目に飛び込んできた色鮮やかなセットと衣装、かわいい。そして耳に飛び込んでくるのは、センスのいい音楽たち。キャスティングは文句なし。ストーリーもいろんな所でいろんなことが起こって、飽きることなく楽しませてくれた。
最初は静かに滑り出し、どんどん加速がついてラストまでフルスピードで駆け抜けた、そんな感じ。ゴールテープを切る少し手前、横を流れる景色がまるでスローモーションに見えるような不思議な感覚、そんなのも織り交ぜてあった。
センスがいいっていいなぁ。クリエイティブな仕事って羨ましいなぁって、なんか思った。
誰が、どの話が一番面白かったって決めるのがすっごい難しい。ほんとにお世辞抜きでぜんぶ面白かったから。でもでも、その中でもどうしてもベストアクトな人を一人選べって言われたら、やっぱり荒川良々さんかなぁ。観る前から期待してたのに、その期待を裏切らない面白さ。彼独特の空気。もう演技なんだかアドリブなんだか、真剣なんだかボケてんだか、とにかく出てくるだけで彼に見入ってしまった。もちろん、その他の出演者も素晴らしすぎるくらい素晴らしかった。次点を挙げるなら岸部一徳さん。一人一人の素晴らしさを話したいけど、ちょう長くなっちゃうからやめときます。たった2時間の付き合いだったけど、出演者全員を愛しく思うよ。
うぅーもう一回観に行きたい。2回目はどう感じるかも楽しみ。